家の性能は数字で表すことが出来ます。
今回は我が家の性能の実例をご紹介します。
家の性能を表す代表的なものとして、次の3つがあります。
断熱性能を表す基準です。
中と外の温度差が1度あるときに、家全体で外皮(窓や屋根、外壁など、屋外の空気に触れている部材)1㎡あたり、どのくらいの熱が逃げるかを示したもので、数値が低い方が優れています。
- Q値 単位:W/㎡・K
熱損失係数です。UA値と同じく、断熱性能の基準です。
家の熱の逃げにくさを示したもので、数値が小さいほど断熱性が高く、省エネ性能が高いと言えます。
- C値 単位:cm2/m2 隙間相当面積
気密性能の基準です。
家全体でどのくらい隙間があるかを示すもので、数値が小さいほど隙間が小さいということで、気密性が良いということになります。
公表されている性能
我が家のご紹介をする前に、まず公表されているウェルネストホームのUA値とC値を確認しておきます。
HPによるとウェルネストホームは、
UA値:0.25~0.28W/m2・K
Q値:1.0W/㎡・K前後
C値:平均0.2cm2/m2
となっています。
参考に一条工務店は、
UA値:0.25W/m2・K
Q値:0.51W/㎡・K
C値:平均0.59cm2/m2
です。
その他の大手ハウスメーカーではUA値とC値等を公表していませんが、各大手ハウスメーカーの施主さんのブログをみると一条工務店より高性能な値はないかなという感じです。
我が家の実例
ウェルネストホームでは、竣工時に日本エネルギーパス協会の『エネルギーパス』をもらえます。
エネルギーパスには、建てた家の建物性能や経済性能、環境性能が示されています。
我が家のエネルギーパスに記載の数値は次の通りでした。
UA値:0.24W/m2・K
Q値:0.83W/㎡・K
C値は建設中の中間時と竣工時に実測しており、その数値がこちらになります。
中間時 0.164、0.137、0.155 ⇒ 平均0.152cm2/m2
竣工時 0.146、0.173、0.100 ⇒ 平均0.140cm2/m2
※3回測定し、平均値を採用します。
まとめ
我が家の性能は、ウェルネストホームがHPで公称している数値を満たすことが確認できました。
家づくりの検討中に、『もしC値の実測値がHPで公称している数値(0.2cm2/m2)以下にならなかったらどうするのか』とウェルネストホームの担当者さんへ質問したところ、
中間時に気密測定を行うことで、万が一気密が取れていない場合でも手直しが可能なので、C値が0.2cm2/m2を超えることはない。との回答でした。
一条工務店さんにも同様の質問をしたのですが、HPの数値はあくまで各現場の平均値で、HPの数値を超えることもある。との回答でした。
高性能住宅を購入するわけですから、ウェルネストホームの様に気密性能が担保できることはとても重要な要素だと思います。
私たちは一条工務店とウェルネストホームで最後まで迷いましたが、『性能を担保できる』ウェルネストホームを選びました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。